ロシアでのクランクイン初日では、撮影カメラに白い皿を叩きつけて割り、破片をスタッフ達が夫々持ち帰るというセレモニーがある。 撮影が滞りなく安全に行われることと、クランクアップ時に破片を持ち寄って一人も落伍しない願いを込めたものだという。 未だ共産党支配のソビエト連邦時代で、クレムリンには赤旗が掲げられていた頃なので妙に感心した。 唯物論に支配された社会であっても人の心は変わらないものなんだな・・。 興味深い事に、映画撮影中に労働争議の様なものがあったが、ウォッカで解決したのにも驚いた。 数年後、ハリウッドで映画製作をしたが、アメリカのユニオンの方が本家?ソビエトの労働者達よりも厄介だった。
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