1992年にロシアで映画制作をした時、撮影監督のイーリンから貰ったソビエト製「ビューファインダー」。 ビューファインダーはフィルムで映画撮影をしていた時代にロケハンなどで良く使われていて、現場やロケハンでビューファインダーを持てることはステータスですらあった。 造形芸術出身の私はフレーム(キャンバスなど)の中に対象を入れる作業が組み込まれているので映画画面でもレンズサイズやフレームサイズに合わせて対象を切取ることが当り前のように出来るのでビューファインダーを必要としなかった為、タルコフスキー監督も使ったというビューファインダーであったが一度も使うこと無くBOXに放り込んでいる。 デジタル時代になると監督や撮影監督でビューファインダーを使う人を見かけなくなり、近頃の現場ではスマートフォンにロケハンサポート・アプリ入れて用を足している。 ※ロケハンサポート・アプリ=撮影場所の座標、時間、視点方角、様々なフレーム(レンズ)サイズ、太陽の位置などが確認できる。
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